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オペラ 2つまとめて書きます [クラッシック音楽]

10/17 「ジュリアス・シーザー」 北とぴあ 1F席

席に着くなり、隣に座った綺麗なお姉さんがプログラムを見ながら言った事
配役に関して:『女性が多いですね、主役も女性ですもんね、王様役も女性ですね。
男性が不足しているんでしょうか?』
この人はどうもオペラを見たことがない人のように感じましたが、
この人を連れてきた年配そうな男性は、特にコメント無しでした。
パンダは単独行動なので、会話は聞こえてしまうのですが、
これ以外の会話も、なんだか不思議なカップルだ~という感じを受けました。

帰ってきてから調べてみたら、ヘンデルの時代、男性役はカストラートがやっていたそうで、
カストラートがいない現在、カウンターテナーでやるか、ズボン役と呼ばれる女性がやるか、
どっちにしても難しいとのことです。
確かに女性では迫力にかけるし、だいたい全体的な印象で宝塚か、
さもなくば、よくできた学芸会(失礼!)という感じを受けます。
ヘンデルの時代の音楽のせいでしょうが、アリアのたびにお話が止まり、
みょうに間延びした歌を聴かされることになり、あくびがでました。
私自身、この中に出てくるアリアの1曲を歌ったことがあるので、
そういう意味では勉強になりましたし、他の全ての曲も同じ形式で出来ていることが
分かったのは、また面白い発見でしたが。
カウンターテナーで見てみたい気もしましたが、同じヘンデルの「リナルド」の舞台中継で
カウンターテナーでやっていたのを見て、なんだか苦しそうで嫌だなぁと思いました。
日本ではカウンターテナーが少ないのでしょうか、良く分かりませんが、
古楽器の復活より、バロック・オペラの復活は難しいのかもしれないと思いました。

10/20 「セビリアの理髪師」 新国立劇場

ひょっとして、これがノーカット版なのでしょうか。
聞いたことないアリアもあったように思いますし、3時間もあるオペラだと認識していませんでした。
前回はフローレスの伯爵だったので、比べてはかわいそうかもしれませんが、
ちょっと・・、という印象のアルマヴィーヴァくんでした。
新演出の舞台は、お金掛けましたねぇ、というような大きなバルトロ邸が出現し、
歌手も行ったり来たり、昇ったり降りたり、よく動いていました。
今回演劇畑の演出家のせいなのか、リンドーロとロジーナがくっつきすぎ、いちゃいちゃしすぎ!
ああいうのが世界的な傾向なのかしら?と思いました。
1幕の幕切れのところで、兵隊さんたちが部屋を散らかしている場面に何の意味があるのか、
さっぱり分かりませんでした。
原点主義もいいですが、間延びしそうなところは切ってもいいんじゃないかと、
今回は見ていて思いました。「ジュリアス・シーザー」に続き、私自身が
忍耐力が欠落しているのかどうかは、良く分かりませんが。


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