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「ラインの黄金」に行きました [クラッシック音楽]

平成27年10月7日 新国立劇場オペラパレス 3階2列

久しぶりに外人が出演するオペラに行ってきました。
ワーグナーの『指輪』は前回チクルスを4年×2回=8年も付き合い、あのプロダクションが大好きだったので、実は今回のスタンダードな、大人しい『リング』序夜は全然ピンと来ていません。
来年、一番好きな「ヴァルキューレ」を見て、それでも自分にとってイマイチなら、もうやめようと思っているところです。
久しぶりの外人歌手は、さすがに日本人とは違って、よく飛ぶ、パワフルで、ピンとした、いい声です。
特に私がいいなぁと印象に残ったアルベリヒ役トーマス・ガゼリとミーメ役のアンドレアス・コンラッドの両氏には4階席から”ブラーボ”が飛んでいたので、同じ意見で嬉しかったです。
来年のヴォータンには、ユッカ・ラジライネンさんではない人がいいんだけど、、たぶん彼なんだろうなぁ。

オペラ「蝶々夫人」 [クラッシック音楽]

3/11 文京シビック小ホール 「(4人の歌い手による)蝶々夫人」

ピアノの伴奏の他に、ドラムやティンパニー、鉄琴などの打楽器、
あと鍋の蓋のようなようなもの(かなり大きい)がたくさんぶら下がっていましたが、
あれはなんという名前の楽器なのか。バリで見た打楽器に似ている感じのものです。
ピアノだけと違い、いろんな音が効果的に出てきて、おもしろいものです。
もともとパーカッションは好きでしたが、また見直しました。

このオペラは、
蝶々さんがソプラノ、スズキがメゾ、ピンカートンがテノール、シャープレスがバリトン と
バランスよく配置されているのですが、それにしてもどうやって4人だけでやるんだろうと
ちょっと興味がありました。 この4人以外の人たちの出てくる場面は
簡単にナレーションで済ませて、でも別にこれがたいした違和感もなく、
逆にボンゾやヤマドリが出てきて話が中断したりすることもないし、
話がコンパクトになって よい出来だと思いました。

それにしても、ピンカートンさんはアメリカに行っている3年間は休みがあるけど、
蝶々さんは歌いっぱなしで、本当に大変な役です。
蝶々さんは イタリア語の蝶の意味 ファルファッラと呼ばれたり、
英語のバタフライと呼ばれたり、スズキに日本語で「蝶々さん」と呼ばれたりしていました。
(この日本語は今回だけなのか、元々そうなのか、リサーチできていません)

オペラ初めての友達と一緒に行ったので、フルステージではないし、
満足してもらえるか不安でしたが、エッセンスだけを抽出したような舞台で、
入門編としてとても良かったと、喜んでもらえました。


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「バヤゼット」 [クラッシック音楽]


2/19 神奈川県立音楽堂

珍しいヴィヴァルディのオペラ「バヤゼット」の日本初演、それで今日1回の公演、
客席は千人強で、満席でした。
いやぁ~、いいもの見せてもらいました、久しぶりに当たり!でした。

ダニエラ・バルチェッローナを見るのは、グルヴェローバの演奏会形式「ノルマ」以来で、
本形式のオペラで見るのは初めてでしたが、テレビで見るよりも少しスリムかなぁ、
とは思うものの、やはり大きくて、この人 ロジーナよりズボン役のほうがいいかも、
と思いました。 とにかく、女性たちを従えても見劣りしないばかりか りりしくて、
こういうバロック・オペラの将軍役とか王様役にはぴったりだなぁ、、とまず姿に説得されました。
肝心の声の方はどうかというと、さすがに4人のメゾ・ソプラノの競演になった中で、
ターボエンジン積んでるなぁ、と感じました。

今日の演奏でひときわ拍手を取っていたヴィヴィカ・ジュノーさん。
私は席が前のほうで、この人の1幕のアリアが始まるちょっと前から、
多少の眠気に襲われていたのですが、途中から飛び起きてしまうような演奏でした。
とにかく、下あごがずっと みごとなぐらい がくがくしたままで歌われていました。
多少、震えるくらいの映像を見ることはあるのですが、あんなにがくがく ず~と
するもんなんでしょうかねぇ。。この1幕のアリアが終わったとき、熱狂的拍手が沸き起こり、
一度袖に引っ込んだ歌手が 舞台に出てきて挨拶することになったので、
この後、主要歌手のあと3人も、同じようにアリアのあと 戻ってきて拍手を受けるシーンが
1回ずつありました。こういうのを実際に見るのは初めてなのですが、
話や音楽が止まっちゃうし、舞台に残っている人も嫌なんじゃないかと思ったのですが、
みんな1回ずつ公平にあったので、まぁ良かったのかもしれません。
なんか 呼ばれて嬉しそうでしたし。

弦楽器中心の小編成のオケで、指揮者がソリストを兼ねているようでしたが、
ああいうスタイルがヴィヴァルディ スタイルなのかもしれません。
「四季」を連想させる音楽あり、ヘンデルの「メサイア」を連想させる音楽あり、
でも、いくつか見たヘンデルのオペラよりも、今日のほうが私は好きです。
それは、作曲家のせいか、演奏家のせいかは分かりませんが。

とにかく、今日の大成功に気をよくして、またこういうプロダクションをやってくれるといいと
思います。


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期待しすぎ? 「ゲルギエフのリング」 [クラッシック音楽]

1月19日 マリンスキー劇場 「ワルキューレ」

今まで見たオペラ観劇経験の中で、これ程 苦痛だった時間はないくらい、
とにかく長く感じました。もうワーグナーはやめようと、決心したくなるほど。
「東京リング」を4年間勉強させていただいたので、ゲルギエフ味の「リング」も
どんな味なのか、本当に楽しみだったので、「リング」ってやっぱり甘くはないんだ、
と再認識させられた思いです。
ネットの反応を見てみると、賛否両論あるようですが、熱狂的ゲルギエフ・ファンも
含まれているようですし、少し差し引いて見たほうがいいと思いました。
専門家の見方がどうなのか、これから雑誌などで見る機会もあると思います。

ひょっとしたら、私が期待しすぎで行ってしまったのかもしれません。
1幕が終わったところで、帰ろうかとも一瞬思ったのですが、3幕が見たかったので、
最後まで座っていた、というところです。
1幕 ジークリンデは良かったのですが、ジークムントはなんだか一杯一杯に感じました。
ワーグナーだから、余裕!ということはないにしても、私ごときに余裕が無いように感じられてしまう
歌手というのもどうなんだろう、と思ってしまいます。
2幕 出だしから このブリュンヒルデで大丈夫なの!と先行き心配。
巨大ブリュンヒルデではなく、見た目美しいのですが。。
3幕 出てきた時のブリュンヒルデとは別人のようで、
「そんなに私の 何が悪かったのですか?」というところ、
横たわったままpで切々と歌ったところは涙が出そうになりました。
ヴォータンも最後は体力の限界、という感じの歌唱でしたが、オケも含め、
みんな最後まで良く頑張った!!(私も良く頑張った!)という気分になりました。
申し訳ないですが、拍手もそこそこに退散してきました。

自分自身、何がそんなにがっかりしたのか、よく分からないので、
もう少しいろんな意見を見聞きして、今後の舞台観劇に役立てようと思います。


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ヘンデル・フェスティバル 『ヘラクレスの選択』 [クラッシック音楽]

平成18年1月13日 浜離宮朝日ホール

なんだかバロック・ブームだそうで、去年からヘンデルのオペラをよく目にします。
この『ヘラクレスの選択』も本邦初演 ただし演奏会形式でしたが。
バロック音楽は、音楽を聴いているだけで華やかで、幸せな気分になって、
管楽器もかっこよくて、肩が凝らないところが好きです。
若いヘラクレスをめぐり、<快楽>と<美徳>が綱引きをするお話、
途中で合唱団が、そうだそうだ!というように 双方に合いの手を入れていく。
よく知られている「メサイア」の中の音楽に似てるなぁと思うところもいろいろあり、
コンパクトに上手く詰め込まれた1時間弱でした。

オペラに行くと、男性客が多いので、女性トイレはそんなに混まないのですが、
(ワーグナーのオペラは男性トイレが行列したりするのを見かけます)
今回は女性客が多かったのはおもしろい現象だなぁと思いました。
帰りの電車で、おしゃべりしているのを横で聞きながら、
なるほどねぇ、、と思ったのですが、どうも私のような合唱おばさんが
たくさん聞きに来てた、ってことのようです。


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ゲルギエフ 来てる! [クラッシック音楽]

ゲルギエフがいつ来日したのかは知りませんが、
いま上野でマリンスキー劇場 ゲルギエフの「リング・チクルス」なるものを上演中です。
日本中のワグネリアンガ集結しているのかなぁ?!
様子を見てみようと、ネット検索してみましたが、まだ第1チクルスが終わってないせいか、
あんまりアップされていないようです。
チケット売りさばきサイトには、第2チクルスの券が結構出ているので、
これは、第1を見た人が売りに出してるの?と ちょっと疑っているところですが。

かく言う私は、第2チクルスの「ワルキューレ」に行きます。
本当を言えば全部見たいのはやまやまなのですが、
日程とお金の兼ね合いで、1つだけにしました。
初ゲルギエフだし、11日の「ライン」にはニキーチンが出たようなので、
ちょっと楽しみ。。

「ワルキューレ」の、父と娘の惜別の場面、私は「指輪」の中で一番好きな所かも
しれません。分かりやすくかっこいいのが「ジークフリート」の剣を鍛えるシーン、
あと「ラインの黄金」の3人の水の精のシーンもまぁまぁ好きです。

父と娘のシーンといえば、ヴェルディの「リゴレット」「シモン・ボッカネグラ」
父と娘とはちょっと違いますが、「椿姫」にもいいシーンがありますし、
私はこういうシーンは好きなんです。
では母と娘というと何がある?と考えても、ほとんど思い浮かばない。
「魔笛」で夜の女王がパミーナに命令するシーンくらいかなぁ。
男性の作家が母と子供でどういう会話をしているのか、
想像できないからかなぁ、なんて思いました。

さて、
「ボリス・ゴドノフ」で感動させてもらったニキーチンのヴォータン、
期待してます。


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モーツァルト イヤーです [クラッシック音楽]

今年2006年は モーツァルト生誕250年ということで、
一年中 世界中でモーツァルト祭りになるようです、、(たぶん)。
私が視聴中のシアターテレビジョンでも、モーツァルトのオペラを2本 放送しています。

パンダもモーツァルトは大好きで、もし「蘇らせたい人」一人なら、
「モーツァルト!」と答えたい。
もし、いまモーツァルトが生きていたら、どんな音楽を書くのか、
今じゃなくても、19世紀、20世紀の巨大オーケストラが彼の手の中にあったなら、
どんな音楽になるのか、あるいは彼に立派なパトロンが付いて
お金の心配も無い生活なら、どんなだったのか、、
いろいろ想像してみます。

日本ではオペラを見始めるときに、まずモーツァルトになることが多いようです。
たぶん、クラッシックの作曲家の知名度としては、モーツァルトが一番でしょうし、
「魔笛」「フィガロの結婚」など、確かに名作だし、知っている曲も多いです。
でも、はじめて見るには長いし、話も込み入っているので、あまり見やすいとも思えません。
私自身、20年くらい前に、「フィガロ」とワーグナーから入って、
オペラはダメだと、毛嫌いしていました。

またここ数年、いろんなオペラを一回り見て、
モーツァルトに戻ってみると、モーツァルトは難しくて易しい、
易しくて難しい、上手く言えないけど、そんな感じです。

今年一年、オペラや交響曲、それに「レクイエム」を秋に歌う予定ですが、
十分モーツァルトを楽しみたいと思います。


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オペラにおける「惚れ薬」について [クラッシック音楽]

オペラにおける「惚れ薬」と言って、最初に出てくるのは
イタリア オペラの「愛の妙薬」、あるいはドイツ オペラの「トリスタンとイゾルデ」か。

「愛の妙薬」の方は、お話だけで、本物の妙薬は出てこないのですが、
おもしろいのは、惚れ薬と信じて ただのワインを飲んで、偶然の出来事により
惚れ薬の効果を得る男性主人公、惚れ薬を薦められても、毅然として断る女性主人公。
イタリア的明るさと割と現実的でさっぱりした人柄が感じられます。

「トリスタン・・」の方には、れっきとした惚れ薬が出てきますが、
敵同士が取り違えで惚れ薬を飲んでしまったために 愛し合うことになってしまい、
これにより、最後は結局、両方とも死んでしまいます。

あと「惚れ薬」と言えば、「真夏の夜の夢」に出てきます。
これはオペラにもなっていますが、私は見たことがないので、
戯曲と同じストーリーか、分かりません。
「真夏の夜の夢」では、惚れ薬は同じく間違えて使われます。
このため、カップルが入れ替わってしまいますが、結局は元の鞘に納まって、
どたばた喜劇を演出するための道具に使われます。

イタリアでは惚れ薬はないのに、惚れ薬の効果が、
ドイツでは惚れ薬のせいで 悲劇に、
イギリスでは惚れ薬のせいで 喜劇が。

なんとなく国民性が現れているような気がするのですが、、


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居眠りOKのコンサート? [クラッシック音楽]

居眠りOKのコンサート「おやすみ」が15日、東京・代々木のHAKUJU HALLで行われる。声楽家宮本益光(33)が発売した同名タイトルアルバムの記念公演で、子守歌を中心に編集される。(日刊スポーツ)

という記事を見ました。
「おやすみ」という趣旨から考えれば、眠ていただくのは 歌手も本望かもしれません。

モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」で、ドン・オッタービオのアリアの場面で
私は必ず眠くなるのです。別に眠くなる趣旨の歌ではないし、テノールのアリアとしては
名高い歌だと思いますが、その前のドンナ・アンナのアリアとセットになると、
どうもあの間延びした歌はだめなのです。
ところが、二期会「ドン・ジョバンニ」で、望月哲也さんのドン・オッターヴィオでは
寝るどころか、聞き入ってしまいました。

指揮者の広上さんの解説によると、
ドンナ・アンナとドン・オッターヴィオは旧社会代表だから、
モーツァルトが音楽的につまらなく作っている、とのこと。
なるほど、眠くなってもいいんだねぇ、と思っていたのが、
寝させてくれない望月さんでした。

いい音楽だから眠くなることもあるし、
耳障りでいろいろ気になって眠れないこともあるし、(^_^;)
いい音楽だから、聞き入ってしまって眠れないこともあるし、
体調によってもいろいろです。

さて、宮本益光さんは、寝ている人を前にして、
どんな気分で歌い続けるのか、興味があります。


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デヴィーアの歌声 [クラッシック音楽]

Arie da Opere

Arie da Opere

  • アーティスト: Vincenzo Bellini, Gustave Charpentier, Leo Delibes, Gaetano Donizetti, Charles Gounod, Marcello Rota, Lugano Radio Orchestra, Mariella Devia
  • 出版社/メーカー: Bongiovanni
  • 発売日: 1995/04/18
  • メディア: CD



CD売り場で目に付いたので、また衝動買いをしました。
とにかく、どの音も、どんな高音であっても、
無理のない、丸い音でびっくりしています。
サザーランドの同じ曲を歌っているCDを聞き慣れていたので、
結構違うものだなぁと思いました。
サザーランドの方は、余りにも超人技で、そういう意味では機械人間のような感じも
受けますが、デヴィーアの方はどんなにすごい音を発していても柔らかいので、機械の感じはしません。
これが日本人のソプラノになると、さらに正確に歌おうとするので、機械感が増してきます。
同じ曲を外人のソプラノが歌うと、色気が出たり、誇張が出たりする感じがします。
そのどちらでもないデヴィーアの歌唱は、驚嘆の一言です。


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