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「バヤゼット」 [クラッシック音楽]


2/19 神奈川県立音楽堂

珍しいヴィヴァルディのオペラ「バヤゼット」の日本初演、それで今日1回の公演、
客席は千人強で、満席でした。
いやぁ~、いいもの見せてもらいました、久しぶりに当たり!でした。

ダニエラ・バルチェッローナを見るのは、グルヴェローバの演奏会形式「ノルマ」以来で、
本形式のオペラで見るのは初めてでしたが、テレビで見るよりも少しスリムかなぁ、
とは思うものの、やはり大きくて、この人 ロジーナよりズボン役のほうがいいかも、
と思いました。 とにかく、女性たちを従えても見劣りしないばかりか りりしくて、
こういうバロック・オペラの将軍役とか王様役にはぴったりだなぁ、、とまず姿に説得されました。
肝心の声の方はどうかというと、さすがに4人のメゾ・ソプラノの競演になった中で、
ターボエンジン積んでるなぁ、と感じました。

今日の演奏でひときわ拍手を取っていたヴィヴィカ・ジュノーさん。
私は席が前のほうで、この人の1幕のアリアが始まるちょっと前から、
多少の眠気に襲われていたのですが、途中から飛び起きてしまうような演奏でした。
とにかく、下あごがずっと みごとなぐらい がくがくしたままで歌われていました。
多少、震えるくらいの映像を見ることはあるのですが、あんなにがくがく ず~と
するもんなんでしょうかねぇ。。この1幕のアリアが終わったとき、熱狂的拍手が沸き起こり、
一度袖に引っ込んだ歌手が 舞台に出てきて挨拶することになったので、
この後、主要歌手のあと3人も、同じようにアリアのあと 戻ってきて拍手を受けるシーンが
1回ずつありました。こういうのを実際に見るのは初めてなのですが、
話や音楽が止まっちゃうし、舞台に残っている人も嫌なんじゃないかと思ったのですが、
みんな1回ずつ公平にあったので、まぁ良かったのかもしれません。
なんか 呼ばれて嬉しそうでしたし。

弦楽器中心の小編成のオケで、指揮者がソリストを兼ねているようでしたが、
ああいうスタイルがヴィヴァルディ スタイルなのかもしれません。
「四季」を連想させる音楽あり、ヘンデルの「メサイア」を連想させる音楽あり、
でも、いくつか見たヘンデルのオペラよりも、今日のほうが私は好きです。
それは、作曲家のせいか、演奏家のせいかは分かりませんが。

とにかく、今日の大成功に気をよくして、またこういうプロダクションをやってくれるといいと
思います。


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コメント 1

上野のパンダ

ひょっとして、演奏会形式「ノルマ」はバルチェッローナではなくて、カサロヴァだったかもしれません。ごめんなさい。
by 上野のパンダ (2006-02-20 12:39) 

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